中小規模の薬局と比較すると大規模の薬局の方が離職率は高いです。
早期の離職に関しては大規模になると人事課が専属担当となるため現場を知らず、入社前に説明されていた内容と入社後の現場環境がかけ離れていたり、大きな会社では配属先の店舗によって指導薬剤師の質や勤務状況が大きく左右される傾向にあります。そのため入職後や店舗異動時に自分の希望していた環境と異なり転職を考える場合があります。
また、大企業の勤続年数は短く、大手4社の中で3社が平均以下という結果が出ています。
大企業は社員一人ひとりに行き届いたフォローアップや現場の意見の吸い上げが的確に行われておらず、勤続するには大変な状況にある場合が多いです。会社としてもブランドネームのみで社員の採用ができますので離職したらその分採用する体力があったり、ほかの店舗から応援として呼ぶことで人員がまわるためそこまで対応する必要がない可能性があります。
それゆえに、残った社員の職場環境がすぐに変わってしまったりライフスタイルにまで影響してきてしまう可能性もあり勤続年数が短くなります。
また、役職も空いているポストが少なく、上昇志向の求職者には向かない場合が多いです。