こんにちは!こーへーです。
今回は就職活動を始めようと思ったときに、最初にすることの第2回です。
2回目となる今回は業界研究について解説していきます!
第1回では自己分析について解説しました。
自己分析について解説した記事は、下記リンクから是非読んでみてください!
【薬学生必見】就職活動を始めるとき、最初にすること#1【自己分析】
僕は、「業界研究をするぞ!」と始めたわけではなく、
何となく情報収集をしていたら、結果的に業界研究になっただけでした…
それでも意味はあったと思っています!

○○薬局は基本給いくらで、薬剤師手当がいくらだよね。
当時はこんな雑談ができていました。末期ですねw
どこまでやるかは人それぞれかと思います。
ただ、この記事に辿り着いた、やる気に溢れているあなたには「業界研究?何それ?」という状況は避けてもらえたらと思います!
では、第2回始めていきます!
業界研究のメリット
業界研究をするメリットは、納得した上で就職先を選べるようになることです!
業界研究では偏りなくすべての業界について知ることが大切です。
例えば、調剤薬局志望でも、病院薬剤師やMR職について調べます。
浅い知識だとしても、幅広く知ることで、どの業界で働くにしても納得して働くことが出来ます!
では、業界研究では具体的に何をしたらいいのかというと…
市場動向
自分の興味がある業界について、市場規模や今後の動向などを調べましょう!
これが一般的に言われている市場動向調査です。
ただ、学生のうちからこれらの情報を集め、分析することは、少し難しいかもしれません。
なぜ難しいのか?
- 信頼性のある情報の集め方が分からない
- 知ってはいるけど、面倒でやりたくない
- そもそも信頼性のある情報が少なく必要な情報が見つからない
これらの理由が、学生の行く手を阻みます。
なので、今回は1例として市場動向調査を行ってみます。
これを参考に皆さんも、自分が気になる業界について調べてみてください!
まず、国は色々な統計を取り、データを公表してくれています。
今回は厚生労働省のデータを参考にします。
国のデータですから、信頼性はあると言って問題ないでしょう。
有効求人倍率から、薬剤師の市場規模がどのように変化しているかを見てみます。
有効求人倍率とは、仕事を求める人(求職者)1人に対して、何件の求人があるかを示す値です。
2008年のリーマンショック時と新型コロナウイルスの影響を比較してみました。
医師・薬剤師等の有効求人倍率
年月 | 有効求人倍率 |
2007年12月 | 6.50 |
2008年12月 | 6.87 |
2009年12月 | 6.23 |
2018年12月 | 4.59 |
2019年12月 | 3.73 |
2020年3月 | 3.34 |
2020年6月 | 2.38 |
2020年9月 | 2.01 |
2020年12月 | 2.05 |
【参考】厚生労働省・一般職業紹介状況(令和2年12月分及び令和2年分)について
このデータを見ると、
- リーマンショックの影響で起きた就職氷河期は薬剤師には関係なかった。
- しかし、今回のコロナウイルスは大きな影響がある。
ということがハッキリと分かります。
「薬剤師不足は解消されつつあるし、コロナもあって不安」と感じるわけですね。
今回は有効求人倍率を例として使用しましたが、同じようなことを、
薬剤師数と年間処方箋枚数の関係から考えることもできます。
薬剤師数は増加しているのに、処方箋枚数は減っている。
もしくは、薬剤師数の増加に対して、処方箋枚数の増加は少ないというデータがあれば、
薬剤師は充足してきていると考えることが出来ます。
このように、市場規模や今後の市場の行方について考えることが市場動向調査です。
職種や働き方
業界内での職種や各職種の働き方を具体的に調べましょう!
たとえば「製薬企業」という業界のMRと研究開発や、「治験」という業界のCRAとCRCのように、
同じ業界でも職種が違うと仕事内容や給料が大きく異なります。
また、全国転勤の有無や休暇の取り方など業界によって変わりますし、企業ごとに特色があることもあります。
日常生活に直結するので、出来るだけ詳細に調べたいところです!
僕が学生の時は、募集要項などをチェックし、エクセルで表を作ってまとめていました。
基本給、年間休日など同じ項目を比較することで、自分の条件に合う就職先が分かりやすくなります!
そもそもPCが苦手という人は、いい機会だと思って、練習しましょう!
PCが全然使えないというのは、この先絶対損します。
キャリアプラン
将来的にその職業でどのような経験が積めるのか、キャリアプランを考えましょう!
3年後、5年後、7年後など将来的に自分がどのような働き方をしているのか、イメージするといいです!
イメージしやすい職業や、イメージしたときにワクワクするような職業が、
あなたにピッタリ合った職業の可能性が高いです。
企業によってはホームページなどで、キャリアプランの例を紹介してくれているものもあります!
キャリアアップ、昇給の仕方などは企業ごと様々ですので、
就職前に知っておくことがミスマッチを避けるために重要です!
まとめ
では今回は、「就職活動を始めるとき、最初にすること#2」として業界研究について解説しました。
まず業界研究のメリットは、納得した上で就職先を選べるようになること!
具体的なアクションプランとしては、
- 市場動向
- 職種や働き方
- キャリアプラン
の3つを解説しました。
これら業界研究をすることで、社会について理解し、納得して就職先を探すことが出来る薬学生になってもらえたらと思います!
ご質問、ご意見あれば、お気軽にご連絡ください。
東海圏の薬学生さんはご連絡くれれば、直接対面でもご相談に乗ります。
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以上、こーへーでした。
あなたの人生がより良いものになることを願っています!