こんにちは!こーへーです。

みなさんは、認知バイアスという言葉をご存知ですか?
薬学生のみなさんは、統計学でバイアスという言葉は知っているかと思います。
偏りという意味で使われますよね。
愛学生さんは、1年生のときに心理学の講義があるので、認知バイアスに触れているんじゃないでしょうか。

記憶が定かではありませんが、たぶんあったように思いますw
今回は、認知バイアスを3つ紹介するとともに、それがどのように就職活動に関わるかを解説します。
この記事を参考にして、自分の選択をより確かなものにしてみてください。
より有意義な就職活動が出来るでしょう。
確証バイアス
確証バイアスは、自分が信じたいことを裏付けてくれる情報ばかりを集めてしまうものです。
例えば「これからは個人で稼ぐ時代だ!」と思っている人がいるとします。
この人は、
- フリーランスがいかに優れた働き方か
- サラリーマンのような雇われの働き方がいかに時代遅れか
という情報ばかりを集めてしまうというわけです。
自分がこの状態に陥っていることに気づけない人は、自分の価値観と違う価値観を持つ人を批判することもあります。
みなさんには、自分と違う職種を目指す人を批判する人になってほしくありません。
就職活動をするとき、自分に都合のいい情報ばかりを集めていないか注意してみてください。
ハロー効果
ハロー効果は、何か1点でも優れていると、ほかのことも優れて見える錯覚です。

試験の成績はいつも1桁です。

これだけ勉強が出来るなら、仕事も要領よく出来るかもな…
こんな風に思ってしまう錯覚です。
勉強が出来るからといって、仕事が出来るとは限りません。
髪型やスーツがピシッときまっている人の方が、仕事が出来そうだと感じるのもこれです。
容姿と仕事の出来に直接的な相関はありません。
誰もが薄々分かっていても、ハロー効果から逃れるのは難しいのです。
なので、どうせなら利用してしまいましょう。
勉強に限らず、何か一つでもアピール出来ることがあれば、総じて印象が良くなります。
相手に好印象を与えられるように意識してみてください。
ハロー効果は、みなさんが企業を見る場面でも関わってきます。
高い給料や手厚い福利厚生、容姿端麗なリクルーターの方など…
こういった分かりやすい強みは、その他の点も素晴らしいだろうと思いやすいです。
目を引かれやすい点には注意してみてください。
逆ハロー効果
ハロー効果は逆にも働きます。
悪いことが一つあると、ほかの全ても悪くみられがちです。
政治家の汚職や芸能人の不倫など…
輝かしい実績を残していても、汚職や不正が1回でも見つかれば、あっという間に袋叩き。
それ見たことかと全否定されてしまいます。
もし、いい印象を与えることが難しいと思うなら、悪い印象は与えないように気を付けてみてください。
サンクコスト
多くの時間やお金を投じたことに対して、メリットがないにも関わらず、こだわり続けてしまう状態です。
この状態になっている薬学生さんを、僕は何人も見たことがあります。

薬学部に入って、高い学費を払い続けてきた。時間も懸けてきた。薬に関わらない仕事では割に合わない。でも、自分には合わないかも…
こう思いつつも、今さら後に引けないと悩む学生さんは多いです。
この状態を脱するのは容易ではありません。
薬学部の学費は安くないです。
将来を真剣に考える頃には、4年間は薬学部に在籍している人も多いでしょう。
元を取りたくなる気持ちは、よく分かります。
なぜなら、僕も学生時代この状態だったからです。
では、そんな僕はどうしたか?
薬剤師として働きながら、薬剤師以外の仕事も出来る就職先を探しました。
今では、このブログやYouTubeなど薬剤師以外の仕事もさせてもらっています。
こんな道を探るのも一つです。
ただ、薬に関わる仕事に就かずとも、全てが無駄になるようなことはありません。
僕は最近こう思います。

薬学を学んで良かったことは、自分の健康に気をつけるようになったことだな。
健康な身体は、それだけで十分財産です。
もちろん、コスパを言い出したら元も子もないですが…
コスパだけに囚われて選択肢を狭めるのは、それこそ勿体ないと思います。
もし、今読んでくださっているあなたが、この悩みを抱えているならいい機会です。
サンクコストを取り払うために、こう自分に問いかけてみてください。
「あと1年の命だったら何をする?」
少々強引な問いかけですが、広い視野で前を向かせてくれるでしょう。
おまけ

認知バイアスって他にも色々あるよね?認知バイアスの罠を抜けるための便利な方法とかないの?
確かに、認知バイアスは数多く存在します。
紹介した3つ以外にも、
- 利用可能性ヒューリスティック
- アンカリング
- 正常性バイアス
- 後知恵バイアス
- 生存バイアス
などなど…
挙げるとキリがないほど存在します。
対処法ですが…実はここまで読んでくださったみなさんは、既に実行済み。
この記事を読むこと自体が対処法です。
「認知バイアスというものがあって、自分の判断が無意識に間違うこともある」ということを知っていることが大切になります。
人は「自分の判断が間違っているかも」とは考えたくありません。
自分は常に正しいと思っていたいものです。
認知バイアスの存在を知らいないと、自分を疑うということが難しくなります。
重大な選択をするときは、認知バイアスの存在を思い出してみてください!
まとめ
では今回は、実は間違っている!?知っておくべき認知バイアス3選!というテーマで解説しました。
紹介した認知バイアスは、
- 確証バイアス
- ハロー効果
- サンクコスト
の3つです。
人生は決断の連続ですが、日々の何気ない決断にまで、認知バイアスを意識する必要はありません。
「ここは大事だぞ。」というタイミングで利用しましょう!
この記事が、みなさんの決断の助けになれば幸いです。
ご質問、ご意見あれば、お気軽にご連絡ください。
東海圏の薬学生さんはご連絡くれれば、直接対面でもご相談に乗ります。
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以上、こーへーでした。
あなたの人生がより良いものになることを願っています!